ペット猫のしつけ

猫だけに限らず、ペットを飼えば、最低限のしつけは、必要になります。まず、我が家に来た時から始まるのが、トイレのしつけです。室内飼いの場合、自宅の玄関、部屋の角など、指定の位置に置き、必ず、その場所でさせないといけませんので、そのトイレに慣れるまでは、人間の赤ちゃんと一緒で、夜もおちおち眠れません。ですが、不思議なもので、一度覚えてしまうと、一人で勝手にその場所に行き、きちんと決められた場所でするようになります。猫の場合、次に気をつけるのは、爪とぎです。
このしつけは、私の経験上、一番難しく、根気が必要でした。市販の爪とぎシートなるダンボール紙の箱を用意しても、その箱は使用せず、室内の壁、クロス、玄関と、様々な場所で爪とぎをされ、我が家は、玄関を入ってすぐ、「あぁ、猫を飼ってらっしゃるのですね」と言われる状態です。叱る行為が難しく、仕事で家を留守にしておりますと、猫にとっての室内は、遣りたい放題の遊び場となるのです。誰かが帰宅すると、顔色を伺ってか、爪とぎは休みますが、無人になる昼は、遣りたい放題なのです。
猫を叱るのは、現行犯が鉄則。猫は、人間と違い、言葉を理解しませんので、あとで叱っても無駄なのです。ダメな事は、一環してダメだと教えたいのですが、仕事があって、留守にすると難しく、爪とぎに関しては、かなり根気の要るしつけとなりました。が、3ヶ月ほど、夕方見つけては、叱っておりましたら、顔色を伺うようになり、人間が居る間は爪とぎをしなくなったのです。居ない間の爪とぎを何とかしようと、動物病院の先生に相談しましたら、部屋の材質と違う材質の爪とぎシートを与えれば、それが爪とぎできるものだと認識して、その爪とぎシートだけをとぐようになるのだそうです。
それから、猫の爪が伸びてきたら、とぎたくなるらしいので、時々、爪を切ってやる事も大事で、切っておけば、そんなに興奮もしないし、もし、爪とぎをしても、そう酷くはならないとの事です。先生に相談してから、2ヶ月ほどで、爪とぎシートだけに爪をとぐようになりました。爪とぎに関しては、全部で半年ほどの日数がかかりましたが、しつけが出来たと自負しております。最後に、私が、猫のしつけで一番してはいけないのが、体罰だと思っております。叩かれれば、猫も痛いのです。人間よりも小さな心臓で、脳細胞で、一所懸命生きておりますので、感情まかせの体罰だけは、止めて欲しいと思います。

正月の遊び10種の説明です。